日本交通心理学会第89回福岡大会で論文発表をしました!
平素よりお世話になっております。
安全運転推進協会です。
2024年6月1日(土)2日(日)に、福岡工業大学で
日本交通心理学会 第89回 福岡大会 が開催されました。
日本交通心理学会主催で、150名を超える方々が参加しました。
弊社からも参加させていただき、多くの発表を聞き大変勉強になりました。
また、弊会からも自動運転技術を用いた検証についての発表をさせていただきました。
発表内容:自動運転技術を用いた遠隔教習指導システムによる技能教習の効果検証
〇宮崎 渉 (南福岡自動車学校),熊川 厚哉(南福岡自動車学校),江上 喜朗(南福岡自動車学校)
松木 裕二(福岡工業大学),半田 健太郎(AI教習所)
論文要旨:指定自動車学校の無線教習(技能教習カリキュラム内の遠隔教習)において,3時限まで実施可能な枠を平均1.2時限しか実施できていない実態から,その課題を解消するべく開発された遠隔教習指導システムを用いた技能教習の効果と安全性を検証。検証にあたっては,12時限の最短教習時限中の8時限以上に遠隔教習指導システムを利用。本検証では,遠隔教習を行う本システムが一定の教育効果および安全性を提供できることが明らかになった。また,本システムを介した遠隔教習の実施により,教育効果と安全性に関するいくつかの課題を顕在化させることができた。将来的には,運転技能の評価,運転に対するフィードバック,リスク運転に対する警告機能の改善および追加を行うことで,より高い教育効果と安全性を実現する教育システムの実現を目指す。
反響:大会期間中は車両展示及び宣伝ブースを設置。車両やブースへの来客も多く、またDiscordによる発表への質問も多く集まった。質問は、システムの機能の詳細や導入コストに関するものが多く、代表から導入を検討したいとの申し出も1件あった。
交通心理士とは、交通に関する様々な問題に対し交通心理学を中心とした知識を持って問題解決に
あたることが出来ると日本交通心理学会が認定した資格です。
事故防止コンサルとして、弊社は積極的に資格取得を行っています。
詳しくは下記URLをご覧ください。
今回開催された日本交通心理士会の研究発表会は、安全運転に関わる個人・企業・団体等が集まり、
交通事故防止・安全運転教育等に関する研究・事例報告を行い、さらなる社会的な活動・貢献のために
互いの知見を高めあうことを目的とした発表会になっています。