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- 株式会社九州丸和ロジスティクス 代表取締役社長 平野 健治さん インタビュー詳細
株式会社九州丸和ロジスティクス
代表取締役社長
平野 健治さん
企業
「安全な意識を持って、自らが安全を作る」
2014年4月に東証2部上場を果たした株式会社丸和運輸機関。大手ドラッグストアや食品スーパーマーケットなどの小売業の物流業務を一括して受託する3PL(サードパーティ・ロジスティクス)事業を中心とした物流企業です。在庫管理、商品の仕分け、そして配送までの全てを行うことで小売業が販売に専念できるシステムをいち早く構築しました。
九州丸和ロジスティクスは、2005年に丸和運輸機関の事業所から現地法人化されました。交通安全については、昨年1,000日無事故を達成した事業所が、現在も無事故を継続されています。交通安全への意識が、大変高い九州丸和ロジスティクスの平野社長にお話を伺いました。
「大事なのはドライバー同士の情報共有」
物流事業者として、これから先も永遠の使命である“無事故”。道路交通という公の環境で仕事をしている以上、事故を起こしてはならないことは言うまでもありません。弊社では、グループ一丸となって“事故撲滅”に取り組んでいます。具体的には過去の事故事例、データを基に対策を立てて事故を無くすという取り組みです。
安全の取り組みには、ドライバーの意識が非常に重要だと考えています。一人ひとりに安全の意識を浸透させるためには、部門責任者や運行管理者が指示するだけではダメです。皆が対面して、技術面のことや、実際にこんな道に注意したほうが良いなど、ドライバー同士の情報共有を大事にしていくことで、共通の認識ができ、意識も高まると考えています。弊社では、月に1回、管理者も入り、ドライバーの勉強会を開いています。しかしながら、社内で行えることには限界があり、違った視点を取り入れたいとも考えています。その一つとして、安全運転推進協会に依頼して講義を行って頂きました。これまでとは違う、科学や心理学という切り口での安全な運転方法が勉強でき、大変良い刺激を受けることができました。高まる社員の安全意識を維持するためにも、現状に満足することなく、今後も真摯に交通安全活動に取り組んで参ります。
「心理的要因を考慮した車間距離を空けて」
安全運転推進協会の講義を聞いて、事故は表面的なことだけではなく、人間の心理的な要因も考えなければならないことを知り、安全運転はますます奥が深いなと感じています。以前は、なるべく余計な考え事はしないように意識して運転に集中しなければいけないと感じていました。しかし、そのような心理的要因を排除することは難しいことを知り、今では、あらかじめ考え事をする可能性を考慮した車間距離を空けるように意識して運転にのぞんでいます。
「安全は、自らが作っていくもの」
今後も今現在できていることは継続して行い、更に良いことは取り入れ、一切の妥協を許さず安全運転に取り組みます。安全は、そこにあるものではありません。安全は、自らが作っていくものだと思います。より安全なルートを選び、自ら危険を作り出さないこと、危険に近づかないことがプロドライバーとしての使命だと考えています。「安全な意識を持って、自らが安全を作る」という考えで、今後も交通安全に取り組んで参ります。