一般社団法人安全運転推進協会 安全運転能力検定

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Team Safety Japan

インタビュー及び、メンバー一覧

インタビュー

一般社団法人交通事故被害者家族ネットワーク

理事長

佐藤則男さん

行政・団体

交通事故被害者家族ネットワークの活動

交通事故被害者家族ネットワークは、交通事故被害者及びその家族が孤立せずに、被った損害を回復するための支援活動を行っている一般社団法人です。

事故そのものが一様でないように、被害者の状況もさまざまです。殊に重度の障害を負って、寝たきり(遷延性意識障害)になった方もいれば、一見すれば健常者に見えるが、従来の社会生活維持が困難な高次脳機能障害を負った方など様々です。

当会は同じ交通事故被害者家族として、被害者及びその家族の思いに寄り添いながら、経験してきたことを共有し、より良い損害回復を得るためのサポートに努めています。

そのためには、当会の活動に理解のある弁護士の協力も必要となります。

弁護士も医者と同じで得意領域があり、脳損傷を伴う場合はより高度な専門性が問われます。幸い当会は多くの交通事故事案を手掛けて交通事故訴訟に精通した弁護士グループから訴訟上の問題を担当していただいております。

交通事故の恐ろしさ

交通事故には想像もつかない被害が伴います。殊に、重度の障害を持つと様々な問題が生じます。

事故直後は仕事や家事があるにも関わらず、毎日のように朝から面会時間ぎりぎりまで病院に通うことになり、時には泊り込むこともあります。また、搬送された病院が自宅から遠距離の場合は、病院近くにアパートを借りて看病にあたることもあります。

退院後の生活も以前とは一変してしまいます。例えば、遷延性意識障害者(植物状態)は24時間常時介護が必要となり、家族の日常生活は従来の生活維持が困難となり、介護中心の生活を余儀なくされ、肉体的にも精神的にも疲れ果てます。

また、記憶障害・注意障害・失語症といったような認知障害や、依存性・固執性・意欲発動の低下といったような社会的行動障害を負った高次脳機能障害者は従来通りの人間関係維持が困難となり、事故後の就労に支障をきたすこともあります。こうした被害者が残りの人生をどのように生きていくかは切実な問題です。

運転するドライバーに対して

イメージ

最近運転しない若者が増えているとよく聞きます。 「免許取ってから、ほとんど運転したことないんですよ・・・・」と言いながら車を運転する方を恐ろしく感じます。免許は学生時代に取得しても、社会人になってから本格的に運転するような場合などは、以前習得した「眠っている運転技術」を目覚めさせた上でハンドルを握って欲しいと思います。

交通事故を起こさなければ良いとの思いでスピードを出しすぎたり、目的地までの時間的余裕がないためスピードオーバーとなるような行為は事故の基になります。 ハンドルを握るときは、心と時間にゆとりを持ってもらいたい。 交通ルールと運転マナーを理解せずに運転していると思われる人がたくさんいることが信じられません。 「事故を起こさなければいいや」ではなく、事故を誘発するような運転行動は絶対にしないという意識でハンドルを握って欲しいものです。

世界一、安全な国を目指して。

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