一般社団法人安全運転推進協会 安全運転能力検定

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Team Safety Japan

インタビュー及び、メンバー一覧

インタビュー

NPO法人交通遺児等を支援する会

理事長

阪本 みゆきさん

行政・団体

交通遺児等を支援する会の成り立ち

「交通遺児等を支援する会」は元々、「交通遺児母の会」という名称で、交通遺児を抱える母親が相互援助を行うことを目的として、母親本人たちが1975年2月10日に設立しました。

当時は自動車事故が急増(1970年には死亡者数が、16,700人を超え、史上最悪を記録しました。)する一方で、現在ほど被害者遺族へのセイフティネットが確立していませんでした。

子どもに対しては、あしなが育英会等があったものの、夫を失った母親に対する支援はほとんどなく、母親と子供の生活の安定に資することが当会の活動目的でした。

このため、子供の入学等に必要な一時金等の他に、夫を失った母親が、自分が働くための職業訓練所の学費や、資格取得のための費用等も、無利子で融資していました。

交通遺児等を支援する会の活動内容

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2004年4月1日からは、特定非営利活動促進法に基づく「NPO法人 交通遺児等を支援する会」として組織の衣替えをして活動を続けて来ており、現在では、緊急に必要な資金を一件につき10万円、事情によっては20万円まで無利子で融資しています。

当団体が支援している方々は、交通遺児の方々であり、母子家庭が多く、大人の男性と一緒に外に出かける機会がほとんどありません。

そのため、夏休みにはバスを借り上げて、大人の男性ボランティアと共に工場見学や牧場体験、バーベキューなどを楽しんでもらいます。また、女性のボランティアとは、サンリオピューロランドに中学生以下を招待して、楽しく1日を過ごしてもらいます。

この他にも、プロ野球やJリーグ等の試合観戦やキッザニアなどのイベントへの招待や、クリスマスのプレゼント、小・中学校の入学祝い金、中学校の卒業祝い金を贈っています。

交通事故の恐ろしさ

交通事故に遭って、保護者を失った子供を見ていると、本当に可哀想です。 子供だけでなく、遺族の方々全てにとって今までの生活が一瞬にしてなくなってしまいます。 また、亡くなった時点での悲しみだけでなく、その後、生きていくことがさらに大変です。 交通事故は絶対に起こして欲しくないと強く願っています。

生活の基盤となっている人を失うと生活は大変苦しくなります。 働き手を失うということは、ハンディが大きく、学校をやめたり、大学進学を諦めたりと、親を失った悲しみだけでなく、その後の生活がめちゃくちゃになります。 子供を抱えて、母親が働く場はなかなか見つかりません。精神的にも経済的にもさらに厳しいはずです。 交通事故を起こすと、一人だけではなく残された家族全員が苦しむことになります。

交通遺児等を支援する会からのお願い

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企業様や個人の方で、当会の活動にご賛同いただき、寄付等をいただける場合は、当会に電話かメールにてご連絡をいただければと思います。

(TEL03-3461-6534 FAX03-3461-2157 E-Mail info@kotsuijitou.jp)

また、毎年、秋にチャリティバザーを行いますので、出品物をいただけると助かります。 バザーの売上は、クリスマスのプレゼント等の資金として活用させて頂いております。

最後に、当団体のような存在が必要とされなくなるような社会となることが理想です。 ドライバーの皆さんには安全運転でお願いします。

世界一、安全な国を目指して。

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